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熱帯魚の給餌器

自動給餌器により、決まった時間に、規則正しく餌やりが可能になります。特に出張や旅行などの場合、熱帯魚を飼育していても、留守にすることができるようになります。定価は高くても、ネットなどで探してディスカウントで買えば、2,000~3,000円で手に入れられたりもします。熱帯魚の餌やりの心配がなくなり、家を空けられるようになることを考えたら、実に便利な品と言えます。

腐る心配のない餌を入れておけば、1~2週間くらい十分に留守できます。1回に与える餌の量によって一概には言えませんが、小型魚を飼う水槽の場合なら、1カ月くらいの量をストックできます。数社から出ています。アナログ式のものとデジタル式のものとがあります。

各社とも時間設定による自動餌やりのほか、マニュアル設定で、与えたいときにはいつでも手動で与えることができるようになっています。また、フードカバーが透明になっていて、残量が一目で分かるようになっているのも大体同じです。取り付けに関しても、どこのメーカーでも、特殊な水槽でない限りは、取り付けられるように工夫されています。

古い食べ残しがカビたりするので、絶対に食べ切れる料だけ与えるのがポイントです。メーカーによる違いの1つは、1日何回餌を与えることができるかということと、それぞれの餌やりごとの回転数が異なっていることです。

1日の回数は、メーカーによって、2~6回と幅があります。また、餌やりごとの回転数についても2回転にすることのできるようになっている製品もあります。基本的に小型魚を飼育している場合は、1日2回やれば十分ですので、12時間ごとというように時間を固定されないほうが楽ですが、どこのメーカーのものを選んでも問題はないと言えます。

こうした自動給餌器で、1番問題になるのは、量の微調整がどこまで利くかということと、使用できる餌の種類にあると言えます。

特に家を留守にするので給餌器を活用する場合には、餌の残りは、いちじるしく水質を著汚染し、家に返って来たら、最悪な事態になっていたということも考えられます。

エサが少ないことより水質が悪化することの方が致命的なので、出過ぎないようにすることが大切です。与えた餌には絶対に残りが出ないように、設定できることが肝心ですが、1番少ない量の設定にしてもなお、多過ぎる場合には、困ってしまいます。

各メーカーとも、多く出過ぎる傾向にあるようです。たとえば「ほとんどの人工飼料に使用できる」と書いてあっても、細かい人工飼料は最小モードにしてもかなりの量が投入されてしまうので、飼育している魚の数が少なかったり、小型魚の場合の餌やりには向かないという問題が起こったりします。開口を1番狭くしても出る量が多いと感じた場合、ユーザーの多くは、プラスティックやセロハンテープを使い、容器と弁の隙間を小さくして、出る量を少なくするなど、自分で工夫して調整しているようです。

これに反して、中大型魚や大食漢の魚に関しては、そのまま使える大変便利だと言えます。

次に問題になるのは、使用可能な餌の種類です。

中粒状のエサは1番自動給餌器向きの餌と言えます。

大きめのフードは詰まってしまうような場合もあるようです。ですので、フレーク状のエサに関しては、均一な大きさになるように、事前に少しバラしてから入れるようにするといいでしょう。大きめのタブレットは、2分の1や3分の1に割って入れておくとスムーズに使えるようになります。また、餌をぎゅっと詰め込んだり、湿ったフードは避けたほうが無難です。餌を入れる場合も、バラバラになるように、フードコンテナにふわっと約3分の1程度入れるようにすると上手くいきます。

またあまりに顆粒細か過ぎる場合も、本体内部に餌(粉)が入り込んだりして、自動給餌器は向かないようです。一般的に顆粒小粒タイプのフードは、微調整がしづらいところがあるようです。

この辺の問題は、実際に使ってみないと、説明書だけではなかなか分からない部分があります。

自動給餌器に関しては、ケースの分解ができず、餌の投入口からの掃除ができないようなものもあります。安い製品の中には、調整が難しく、おまけに説明書が英語や中国語になっていて分かりにくい物もあるようです。そんなものでも、多く出過ぎないように工夫して、留守中魚が飢えることがなければいいぐらいの気持ちで、割り切って使う分にはいいのではないかと思っています。

自動給餌器のいくつか紹介させていただきます。

テトラ『オートフィーダー AF-3』

  • 給餌 24時間ごとの1日1回、12時間ごとの1日2回、マニュアル操作と選べます。給餌量調節スライドで与える餌の量を調整できるようになっています。
  • フレークフード、クランブルーフード、ミニスティック、タブレットフード、顆粒フードに使用できます。
  • クリアフードコンテナで、餌の量が一目で分かるようになっています。
  • 餌入れをは取り外せます。
  • 専用アタッチメントにより、さまざまな水槽への取り付けが可能になっています。
  • ON/OFFの切り換えスイッチがなく、電池入れた途端に作動してしまうため、OFFにする時は、電池を外さなければなりません。電池の取り外しには、餌入れやホルダーまで外す必要があります。概して、何日か家を留守にする時の連続使用には向いていますが、ON/OFFの切り替えスイッチがないことから、普段こまめに使用するのには不向きです。

エーハイム『自動給餌器 オートフィーダー』

  • 給餌時刻を1日最高4回までセットでき、さらに給餌ごとのコンテナの回転を1回転または2回転(1回転後、約60秒後に再び回転)と選択できます。手動への切り替えも簡単です。給餌量調節スライダーで餌の量を調節することができます。
  • ファンからの風で給餌コンテナ内の湿気を追い出す循環システムで、常に乾燥した餌を供給することが可能です。
  • 湿気防止のため、電池が切れても餌の排出口が下を向いて止まることはなく、餌が水槽内に落ち続けることのない安全設計になっています。
  • 給餌回数、給餌回転数、現在時刻が一目でわかるデジタル式ディスプレイです。
  • フードコンテナを取り外しでき、掃除しやすい設計になっています。
  • 隙間調整ネジを回して水槽縁へ取り付けます。縁有・無しに関わらず、特殊な縁の形でなければ使えます。
  • 静かな作動音で音もうるさくありません。
  • 給餌回数、給餌回転数の設定以外にも、操作性についても、非常に便利で、ファンが多い機種です。出張や旅行以外にも、使いたい時に使えるので、帰宅の遅いサラリーマンなどにも最適です。

GEX『自動給餌器 デジタルフードクロック FC-002D』

  • 1日4回まで好きな時間に設定できます。マニュアル操作もできます。それぞれの給餌ごとにフードタンクの回転数を2回転にすることもできます。給餌量調整機能付きです。
  • フレークフード、粒フードなど、ほとんどの人工飼料に使用できます。
  • 中身が見える透明タイプのフードタンクを採用しています。
  • 取り付けは固定スタンドとマジックテープの両方があります。
  • フードタンクは、取り外して掃除できます。
  • 出る量が必要量より多い傾向が見られ、プラスチックの板を挟んだりして調整する必要が出て来る場合があります。
  • アナログ式の『同FC-002 』も出ています。FC-002は、24時間ごとの1日1回、12時間ごとの1日2回、マニュアル操作で選ぶようになっています。

ビバリア 『観賞魚用自動給餌器 オートフィーダー』

  • 24時間ごとの1日に1回、12時間ごとの1日2回、手動操作で選べます。給餌量調節ノブも付いています。
  • フレーク・顆粒に対応
  • 脱着式餌入れ容器
  • 透明なフードカバーで、残量が一目で分かります。
  • 餌入れ容器はフードを補充する時、本体モーターから取り外せます。
  • 脱着式スタンドにより水槽にセット、付属の両面テープでも固定できるようになってます。
  • アナログ式で、価格が安い割に、使いやすい設計になっています。多くても1日2回程度餌を与えればいいという小型魚の餌やりには、利用価値があります。

セラ 『自動給餌機 フィードA プラス』

  • ・セットした分量の餌を1日につき6回まで給餌。手動による餌の投与もできます。1回の餌の投与量は、フードケースのスライドで調整が可能です。
  • ・セラ エアー100を接続で、エサが固まるのを防ぐ機能も追加されました。
  • ・100mlの分量まで餌をセットできます。
  • ・透明ケースにより餌の量は一目で分かります。
  • ・フードケースは掃除しやすい構造になっています。
  • ・作動時以外、餌の出口は上部横向きになっていて、水面からの湿気を防ぐことで、餌の湿りません。
  • ・給餌回数、給餌回転数の設定以外にも、操作性についても便利ですが、他の機種に比べて価格が若干高くなっています。

ニッソー『タイマーオートフィーダー 自動給餌器 』

  • 毎日の2回まで自由に設定できます。マニュアル操作ボタン付。コントロールノブでエサの量を調整。
  • 横のドラムフタから餌の量が見えます。
  • アタッチメントに本体をセットすれば調整できるので、特殊な水槽でない限り、取り付けできます。
  • 設定の表示は、液晶パネルで見やすくなっています。
  • 音も静かです。
  • 1回に出る餌の量は、水槽にセットする前に、「今すぐ餌を与えたい場合のボタン」で、コントロールつまみの位置を確認してからセットするようにします。少量の餌の調整は難しく、魚が少ない場合は餌のやり過ぎには注意します。
  • 本体と餌を入れる部分が外れないのが難点です。掃除の際、本体に水がかかる可能性があります。
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