一口にカラシン(カラシン目)と言っても、獰猛な肉食魚として知られている「ピラニア」から草食系のおとなしい「メチニス」までいます。
またサイズ的にも、よく知られている「ネオンテトラ」のような小さな魚から、「コロソマ」のような大きな魚までが含まれます。ネオンテトラは「小さな宝石」とも言うべき美しい魚ですが、大型種の「コロソマ」は美しいとは言えない珍種と言えます。
「ネオンテトラ」は小さくて分かりにくいのですが、鋭い牙を持ち、赤虫なども好んで食べます。水槽の前に立つと、餌を欲しがって集まって来て、ワイワイ騒ぎ、がっついて餌を食べる姿は、ピラニアを彷彿とするものがあると言う人もいます。
実にさまざまな形状や食性をもった魚が存在しているのが、このカラシンの仲間と言えます。
それを好むファンも、美しさに魅かれるファンから、獰猛種を好むファン、変わった珍種を好むファンまで、まったくカラーの異なる幅広いファンを持ちます。
出荷については圧倒的にブラジルがメインですが、限られた品種については、アフリカ大陸からも、入荷があります。アジアでは、一般的には美しい改良品種が多く出回っています。
カラシンを代表するものには、テトラがありますが、ここではテトラを除いた珍種をご紹介します。
※ テトラについては、「テトラ・カラシン」のページをご覧ください。