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熱帯魚の水換え時期

熱帯魚飼育の管理の大きな作業の1つに、水換えがあります。水槽内では、熱帯魚の糞やエサの食べ残しなどにより、水槽内の水質は徐々に酸性に傾いていきます。自然環境下と同じ水質を保てらればいいのですが、ろ過や水換えの必要のないバランスアクアリウム作りは専門家でも非常に難しく、水質をきれいに保つためには、どうしても定期的な水換えが必要になります。

水換えの時期

水換えの周期は、飼育生物の種類や量、給餌頻度などによって変わりますが、水換え の周期は、概ね週に1回くらいを目安に行うようにします。

飼育に慣れてくるにつれて、常に水槽を観察していれば、水の色の黄ばみ、ガラス面のコケの量、魚の餌への喰い付きなどで、水の酸性への傾きが分かって来るようになります。しかし、それまでの間は、定期的に週に1回くらいを目安に行っていくうちに、大凡の見当がつくようになります。特に水換え前のpHと、水換え後のpHを測定器や試薬を使って、測定することを繰り返していくと、適当な換水時期が判断できるようになってきます。

(東南アジアでの養殖場や、一部のディスカスマニアなどの間では、頻繁に水換えを行い、排泄物などが有害なアンモニアや亜硝酸に変化する前に除去してしまう方法もありますが、例外的なもので、通常は発生したアンモニアや窒素化合物をバクテリアに分解してもらうという方法を採ります。)

慣れれば、60㎝水槽で、10分もあれば終わるようになります。

フィルターの掃除は、2~3カ月に1回程度

フィルターの掃除は、水換えと同時に行わないようにします。

フィルターの濾材には長い時間をかけて殖えてきた大切な濾過バクテリアがいます。ろ材掃除の時期は、ろ過器のタイプや飼育スタイルに拠っても異なりますが、概ね3ヶ月に1度位のペースでおこないます。

フィルターとは水槽内の水を綺麗にし水質を安定させるものですが、フィルターには、熱帯魚の糞や餌の残りが発生させる魚にとって有毒な窒素化合物を分解して、水をきれいにしてくれるろ過バクテリアがたくさん付着しています。ですので、フィルター掃除は、できるだけこのろ過バクテリアを殺さないようにして行うことがコツです。ろ過バクテリアは水道水で洗ってしまうと殺菌されてしまいますので、必ず飼育水で軽く汚れを落とすくらいにしておくことが大切です。また、ろ過材を交換する場合も、度で全部変えずに、3分の1ぐらいずつハサミで切り取って交換していくようにします。

外側ガラス面の掃除

水槽のガラス面外側に水滴が飛んでいたりすると、カビやダニの発生原因となったりします。餌の残りが付着していると、ゴキブリが餌を求めてやってきたりします。美観も損なわれますので、ガラスクリーナーを使用して拭き取るようにします。気が付いたときに行えばいいのですが、定期的に換水の序でに、餌の残りが付着していないか確認し、汚れているようであれば掃除してもいいでしょう。

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