学名
レッドファントムテトラ(学 名:Hyphessobrycon sweglesi)
外見
ブラック ファントムテトラが黒を基調としているのに対し、レッドファントムテトラ は、赤がベースなっています。透明感のある赤い体色と、体の中央に入るブラックスポットが印象的です。ブラックファントムと同じ4㎝程度のサイズの小型カラシンです。
各ヒレはブラックファントムほど大きくなりませんが、ブラックファントム似たような体型をしています。そうは言っても、成熟したオスの背ビレが著しく伸張した姿は実に見応えがあります。
分布
ワイルド種は、オリノコ川(ベネズエラ)に分布しています。採集地によって違いが見られ、背ビレに黒色が入らないもの、黒斑の大きさが異なるもの……など、個体にバリエーションがありますので、いろいろ眺めたり、集めてみたりするのも楽しいでしょう。
繁殖と飼育
繁殖については、かなり難しいと言えます。飼育はものすごく難しい訳ではありませんが、水質にはある程度気を配るようにします。ろ過の効いた弱酸性の水で丁寧に育てると、より赤さが増していきます。
販売状況
ブリード種が大量に出回っていますが、ワイルド種も比較的入荷しています。
特に赤の発色の強いワイルド種の個体は「ルブラ」と呼ばれていて、珍重され、ショップで「レッドファントム・ルブラ」として、販売されているのを見かけることもあります。何匹か揃えて飼うと、水槽の水に独特の艶のある赤が、実にキレイに映えます。