学名
ブラックファントムテトラ(学名:Hyphessobrycon megalopterus )
外見
広がったその背びれ、尻びれがに、名前の通り黒を基調とした体色のテトラです。その黒いシックな色彩に、エラ蓋後方の黒点周りに出るブルーが何ともキレイで、水槽内でもよく目立つ存在になります。
特にオスがメスに対して求愛のために行うフィンスプレディング(ヒレを広げて、自分の存在を誇示する行為)は絶品です。メスは腹ビレが、脂ビレが赤くなるので、雌雄の見分けは簡単です。
体長
ネオンテタトラと同様の4㎝ほどの魚で、飼育の点では、格段の注意を払う必要もなく、人工飼料にも割合餌付きます。
繁殖
繁殖もテトラの中ではそれ程難しくないようで、泳ぎだした稚魚は、最初からブラインシュリンプを口にすることができます。
ワイルド種は、パラグアイからブラジルに流れるパラグアイ川と、ブラジルとボリビアの国境線を流れるグァポレ川に分布しています。
販売状況
ブリード種は安価で出回っていますが、ブリード種を選ぶ際は、なるべく黒の強く出ているものを選ぶようにすると後悔がありません。ワイルド種、ブリード種どちらも流通していますが、ブリードの種の方が安価で入手も容易です。色彩的にはワイルド種の方が若干キレイです。