学名
Peckoltia ucayalensis (Fowler, 1940)
分類では、ペコルティア系(ペコルティア属 Peckoltia)に入ります。
外見
オトシンプレコは、尖った口吻がオトシンクルスによく似ていることからこの名前で呼ばれるようになりました。
一般のプレコより体型はシャープ、頭部は扁平で、少し変わった趣のプレコです。
褐色でやや地味な印象を受ける種類ですが、よく見るとスポット模様を持ち、尾ビレにはオレンジの発色を持つ個体もあります。
体長
12~13cmほどの小型プレコです。
飼育
どちらかと言うと酸性に傾かない、中性の水質を好みます。輸入直後の痩せている個体ではなく、しっかりと太った状態の個体を購入すれば、飼育は容易にできます。
オトシンクルス同様珪藻をよく食べますが、珪藻だけでは餌不足になりますので、人工飼料(タブレット、ペレット)や冷凍赤虫なども与えるようにします。
他のプレコ同様、物陰に隠れるのを好むため、陶器製の土管など、隠れ家は十分に用意してあげるようにします。
混泳
温和で、混泳水槽にも向きます。
分布
ペルーを南北に流れるウカヤリ川水系と、ペルーとコロンビアの国境を流れアマゾン本流へと続くプトマヨ川水系に生息します。