学名
ゼブラ・ダニオ (学名:Danio rerio)
コイ科(Cyprinidae)・ラスボラ亜科(Rasborinaeダニオ亜科、ハエジャコ亜科とも言う)に属します。
外見
体表に紺色と黄色の縦島を持ちことから、シマウマにみたててこの名前があります。成長していくうちに、青いラインが美しくなり、成熟したオスは縞模様を白と鮮やかな青に変化させ、美しさを増します。
頑丈で、黄色と青系の縞(しま)模様がキレイなことから、熱帯魚として人気があります。
スイスイと活発に動き回るため、 水槽の中をゆったりと泳ぐ魚をイメージしていると、やや鬱陶しい感じ、好き嫌いが分かれるところですが、元気に水の表層部を泳ぎ回ります。
体長
体長 5 cm ほどです。
飼育
通常買って来た魚が、人の気配に寄って来て餌を欲しがるようになるまでは結構日にちがかかるのですが、ゼブラダニオは2~3日もすると、エサを欲しがって寄って来るようになります。慣れると手からエサを受け取るほど、懐いたりもします。
概して跳び出し事故が多い種類で、水槽にフタをしておいても、隙間から飛び出してしまうこともありますので、水槽には絶対にフタが必要です。雑食で、人工飼料にもよく懐きます。
混泳
非常に温和なため、コミュニティタンクに最適です。
繁殖
繁殖も容易で、成熟するとメスはオスよりも1回り近く見た目で大きくなり、お腹が丸く膨らみ抱卵しますので、成熟すればすぐに判別がつくようになります。
オスは体色がやや黄色がかり、各ヒレがひらひらと長く、体型もスマートな感じになります。
メスは、体が少し小さなオスに1~2匹、追いかけられていたりします。ショップでゼブラダニオが大量に泳ぐ水槽をしばらく眺めているうちに、オス、メスがすぐ判るようになります。
多産で1組の雌雄で、直径 1 mm 程度、観察可能な透明の卵を、1度に数百産みます。
分布
インド東部に棲息している小型のコイの仲間です。
販売情報
価格も安く、広く流通しています。寿命は5年くらいとされています。