学名
ポポンデッタ・レインボー(学名:Pseudomugil furcatus)
ポポンデッタ・レインボーは、トウゴロウイワシ目(Atheriniformes)・プセウドムギル科(Pseudomugilidae)に属しますが、レインボーフィッシュと言われるものは、この他に、メラノタエニア科( Melanotaeniidae)、テルマテリナ科(Telmatherinidae)、ベドティア科 (Bedotiidae)にまたがります。どれも形態や性質が似ているので、一括して「レインボーフィッシュ」として扱われていることが多くなっています。
こうしたレインボーフィシュは、元はすべて海水起源の種で、現在もわずかに一部の種類で汽水域に棲息しているものもあり、純淡水に生息している種類についても、分類上、一緒に汽水魚の中に入れて、説明されています。
外見
透明感のあるボディーに各ヒレ、腹部のイエローが涼しげなレインボーフィッシュです。飼い込むことに魅力を増し、特に成熟したオスのフィン・スプレディングが美しい種類です。
体長
4~5cmほどです。
分布
パプアニューギニアに分布し、オセアニアに生息する多くの魚類と同じく、比較的新しい時代に淡水域に侵入した海産起源の淡水魚です。
飼育
飼育も特に難しくなく、純淡水での飼育で問題なく、中性前後のpH値で管理します。
水草水槽に複数匹の群泳に適しています。繁殖も比較的容易です。入荷量はそれなりにあります。
概してレインボーフィシュは丈夫な種類が多く、汽水でも飼育できるようですが、しかしながら、レインボーフィシュのほとんどは、湿地帯や淡水の湖や川などに生息しています。このポポンデッタ・レインボーも、淡水魚で、純淡水での飼育になります。