学名
ペパーミント・エンゼルフィッシュ(学名:Centropyge boylei)
外見
色彩の美しさ・飼育の難しさ、すべてに鑑みて、究極の小型ヤッコとして仰がれています。1度見たら忘れられないほどの、インパクトのあるカラーリングをした小型ヤッコです。
体長
10㎝ほどです。
分布
中部太平洋で、水深の深い所に棲息し、水深は、最大で120m近く、浅い所でも56m、通常でも70m以上になります。
飼育
飼育は基本的にはシマヤッコと同様で、まず落ち着ける環境作りが大切になります。最初のうちは、暗い方が落ち着くようですが、慣れれば、照明に関係なく、明るい水槽でも長期飼育できます。
ヤッコやチョウチョウウオの仲間には、オオバサンゴを好んで食する種類も多くいます。餌付けは冷凍餌から始めるのが普通ですが、食べない場合は、ハードコーラル(硬質サンゴ)のオオバナサンゴを与えると、ほとんどの場合、それを食べてくれます。人工餌に馴れてしまえば、意外に丈夫で、長期飼育も可能です。
飼育は、生息水深が深いため、水温を低めに保つのがポイントになります。
馴れると小型ヤッコらしい気の強い面を見せたりします。
販売状況
日本へは、1991年に観賞魚として初めて輸入されましたが、価格は非常に高額でした。採集できるディープダイバーが現地に居ないため、現在は入荷が途絶えてしまっています。生息水深が非常に深いため、詳しい生態はほとんどわかっていません。
価格は上限がつかず、120万円~とされています。まさに究極の価格です。