水槽の立ち上げとは?

熱帯魚を飼育する手順を追ってみます。

1. 水槽をきれいに水洗いofお湯洗いする

購入した水槽は、工場のラインで油膜が付いている場合があります。少しでも魚に毒がある油膜が付いていては、後々掃除が面倒になりますので、丁寧に水洗いして下さい。

その場合も石けんや洗剤は絶対に使わず、水洗いしてください。

熱帯魚ショップには、熱帯魚飼育用の専用清掃用具一式が置いてあります。バケツ・スポンジ・ビニールホースなどで構成されています。

洗った後は、乾いたタオルで、水槽の水滴がきれいになくなるまで、ていねいに拭き取ります。

2. バック・スクリーンを貼る

水槽の裏側に貼るバックスリーンは、水槽や魚のカラーを美しく見せるという効果があります。が、バックスリーンには、それだけではなく、光を遮り、反射させないことによって、魚の警戒心を解き、落ち着かせるなどの意味もあります。

水槽とセットになっているものを貼り付けてもいいですし、また、美観という点で言えば、ブルーやブラックなど、さまざまなカラーのものが出ています。

ビニールテープや両面テープででフチを貼り付けるものもありますが、裏面に糊が塗布されているものもあります。

後で貼ったり、好みのものに貼り替える場合もありますが、水槽を動かすのは大変なので、洗い終わった水槽が乾いた(水滴を拭き取った)段階で、バック・スクリーンを貼るようにします。

3. 底砂を洗って、水槽の底に平らに敷く

ショップの底砂は、かなり汚れています。買ってきた底砂は、バケツや衣装ケースに少しづつ入れ、お米を研ぐ要領で洗います。水が完全に澄むまで充分水洗いします。洗剤はもちろん使いません。

水槽の中では絶対に洗わないで下さい。水槽の面が傷だらけになりますし、せっかく水洗いした水槽に汚れも付着します。

底砂は、洗い終えては水槽に入れ、洗い終えてはまた水槽の中に入れるようにします。底砂は、2~3センチの厚さになるように、平板などを使ってなるべく平らになるように敷きます。水草を入れたい場合は、5㎝くらい敷けばいいでしょう。

4. 流木や石(岩)のアクセサリーを配置する

大きめの流木や石は、水を入れてからですと作業がしにくくなりますので、この時入れるようにします。

5. 上部フィルターをセットする

フィルターはゴミをとる物理ろ過とバクテリアを発生させる生物ろ過を行います。水槽の上に上部フィルターをセットして、ろ過箱に専用のろ材を入れ、ウールマットを重ねて敷き詰めます。

その後、シャワーパイプやモーター部分をセットします。

もし底面フィルターを使うのでしたら、最初に底面フィルターを水槽の底に設置し、その上に底砂をていねいに敷くようにします。

6. 保温器具をセットする

ヒーターを水槽に入れ、上部フィルターの穴を通してサーモスタットにつなぎます。

サーモスタットのセンサー部は逆にフタの穴から水槽の中に入れます。

一体型の場合は、使用説明書に従ってセットして下さい。

サーモスタットの温度は24~27℃に設定にしておきますが、水槽に水を入れるまでは電源は入れてはいけません。水槽に水がない状態で電源を入れると、危険です。

ヒーターはセンサーからなるべく離れたところに置いて下さい。

ヒーターは底砂に埋めてはいけません。その他器具などに接しないようにして、横向きに設置します。ヒーターは、カバーを付けて、熱帯魚が火傷をしないようにします。

また、インテリア水槽と呼ばれているものはフィルターからライト・ヒーターまですべて一体化されていますので、説明書の手順に従います。

7. エアポンプをセットする

エアポンプにチューブを繋ぎ、上部フィルターの穴から水槽に入れてから、エアストーンをつなぎます。

エアポンプを置く位置は、水面より高い位置になるようにしてください。

上部フィルターの端にある穴の上にエアポンプが置けるスペースがある場合は、その位置に嵌め込むようにします。

8. 水を入れる

底砂に直接水が当って砂利が舞い上がることのないように、小皿やボールで受けながら、25~26℃のねるま湯を、水槽に入れます。また、水の勢いで、せっかくキレイに敷いた砂に穴が開かないように、静かに入れるようにします。

水の量は、水槽のフタすれすれか、上部フィルターの底にあたる寸前までたっぷり入れるようにします。

水槽は、魚の跳び出しを防ぐために、フタを付けるのが理想です。フタがない場合は、あまりギリギリまで水を入れると魚が跳び出してしまう恐れがありますので、やや少なめに入れるようにします。

9. 中和剤を入れ、水温計をセットする

水道水に含まれている塩素(カルキ)を抜くための中和剤を、水槽に入れた水(ぬるま湯)の量に応じて、入れます。

水温計をセットする場所は、数字が読み取れる場所であればどこでも結構ですが、なるべくヒーターから離してください。

10. 水草を植え込む

あまり底砂を掘り起こさないように、そっと水草を植え込みます。ポットに入っている水草は、ポットから取り出して植えるようにします。とりあえず最初に水槽に入れる水草は、出来るだけ丈夫な水草選ぶようにします。細かい部分は、ピンセットを使うと、植え込みやすくなります。

水草は、正面から見て奥には背の高い水草を持ってきて手前は低い水草を持ってくる、あるいは左右に高い水草を持ってきて真ん中に低い水草を置く、あるいは中央に大きな水草を持ってくる・・・など、水草レイアウトのしかたなどを参考に、植え込んで下さい。

最後に水槽にフタを乗せます。

11. 蛍光灯をセットする

12. 電源を入れ、試運転をする、ペーハーを測定する

蛍光灯以外の電源を入れます。試運転をして様子を見ます。

フィルターが正常に作動し水が循環を始めたか確認し、温度計やヒーターが正常に作動しているか、どこかに水漏れがないかを確認します。

13. 問題がなければこのまま待つ

始めは少し水が白濁していますが、次第に透明に澄んできます。ろ過バクテリアの繁殖に理想的な日にちは、1週間です。バクテリアを入れた場合でも、2~3日は待ったほうが無難です。

テトラアクアセイフなどの重金属の中和剤なども入れるといいでしょう。

また、魚を入れる前にはそペーハーについても、測定器や測定用の試薬を使って測定するようにします。ちなみに日本の水道水は、大体中性の軟水の水質なので、カルキ抜きさえすれば、たいていの熱帯魚なら、そのまま飼育できる水質になっています。

ペーハーについては、水換えの前後などに繰り返し測っていくと、そのうちに慣れて来て、水の色や魚の様子からでも、判断が着くようになってきます。

14. パイロット・フィッシュ(スターティング・フィッシュ)を入れる

セット仕立ての水槽のろ材には、まだバクテリアはほとんど付着していません。ですので、最初に水槽に入れるパイロット・フィッシュには、価格が安く、丈夫な種類を選ぶようにします。

水槽の中の水と、ショップから運んできたビニール袋の中の水(ショップで魚が入れられていた水槽の水)とは、水温や水質が異なります。

魚にとって、温度差がストレスになったり、ペーハーの違う水にショックを受けることもあります。ですので、徐々に水槽の中に慣らしていくようにします。

そのためには、運んできたビニール袋ごと、しばらく水槽に浮かべておくといいでしょう。水槽に浮かべたまま、時間をかけて4~5回に分けて、袋の中の水を少しずつ捨てて、その分を水槽の水を入れていくようにしていきます。あるいは別にバケツを用意して、
袋の水ごと熱帯魚をバケツにあけてやり、やはり4~5回に分けて、2時間くらいかけて、少しずつ水槽の水を足していくのでもいいと思います。

セット仕立ての水槽に、いきなりたくさんの数の魚を入れないようにします。バクテリアを増やす目的でパイロット・フィッシュとして、小型魚の場合数匹入れることによって、その熱帯魚のフンを栄養源にしてろ過バクテリアがどんどん増えます。水質が落ち着いて来たら、順次増やしていくようにしましょう

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