エサの与え方

餌の与え方

●水槽のセット仕立ての頃の餌やり

魚は水槽に慣れないうちは、エサを食べない場合もあります。そんな場合も焦らずに、様子を見ながら、与え過ぎないようにしていきます。水槽をセットして1ヶ月くらいは、1日1回、3口くらいで食べきれる量を与えます。残った餌は、早いうちにすくい取るようにします。水槽セットして1~2ヶ月の間は、汚れを分解するバクテリアが十分に繁殖していないため、必要以上の給餌は、水質悪化の引き金となります。水質の汚染は、ビギナーが魚を殺してしまう、大きな原因の1つにもなっています。餌が足りなくて餓死するよりも、水質の悪化が原因で死亡するケースの方が、はるかに多いと言えます。バクテリアの活動が安定し、水が落ち着くまでの期間は、餌の与え過ぎは要注意です。

●餌の選び方

最初のうちは、魚を買ったショップで普段与えていた餌と同じモノを買って与えるといいでしょう。人工飼料は保存が利く点でも、きちんと選んで与えれば栄養価についても管理できる点でも便利です。人工飼料でも餌付く種類については、人工飼料にも慣らしていくと、餌の管理が楽になります。一挙に人工飼料にするのではなく、ショップで普段与えていた餌も与えながら、徐々に人工飼料の比率を増やしていくようにします。

●餌を与える時間

与えるべき餌の量は、魚の種類や餌の種類に拠っても変わってきますが、通常2、3分以内に食べ尽くしてしまう量を、1~2回与えるようにします。日に1度であれば日中に、2度であれば、朝夕与えるようにします。魚の腹部を観察し、気持ちふっくらする程度の量が適量です。観察しているうちに、適量が把握できるようになります。ライフサイクルに合わせる分にはかまわないのですが、できるだけ規則正しく与えることが大切です。照明を消してしまうと、魚は動きを止めて、餌は消化されないまま、就寝してしまいます。ですので、餌は、消灯2時間前までに与えてしまうようにします。逆に照明点灯直後も、魚はすぐに活性しませんので、餌はしばらく経ってから与えるようにしましょう。

●与え過ぎは禁物

水槽の中に自然のサイクルが整い、硝酸塩をエサとする植物性プランクトンが発生して来る状態になると、植物性プランクトンをエサにして、動物性プランクトンも殖えてきますので、小型魚ならそれらを食べても、1週間くらいなら生きていけるようになります。ビギナーにとっては、毎日の餌やりはとても楽しみなものです。水槽の前に立つと餌をくれと言わんばかりに寄って来る姿の可愛らしさに、ついつい釣られて日に何度も餌を与えてしまいがちになります。また家族で暮らす場合、家族の1人1人がそれぞれ給餌してしまい、与え過ぎてしまうこともありますが、与え過ぎは禁物です。

餌を与え過ぎてしまうと、ぶくぶくに太り過ぎ、却って寿命を短くしてしまいます。与え過ぎていた魚よりも、与え方の少ない魚の方が長生きするとも言われています。食べ過ぎは排泄物(糞)も多くなり、水質の悪化が早まります。

また、食べ残した餌が水に溶け、水が白濁したりします。もし餌が残るようであれば、水が白濁する前に、すぐにすくって捨てるようにします。特に生き餌は、水を濁しますので、注意が必要です。水質が悪化すると、病気が多発し、魚が死んでしまうようなこともあります。

●底床を棲み家とする種類の魚

混泳の場合は、ヤマトヌマエビやオトシンクルスやコリドラスなどに、底まで沈まない餌だけが与えたれたりしていたり、行き渡らなくなっていたりする場合があります。

底に沈む餌を与えていても、沈む前に他の魚に食べられてしまって、底床を棲み家とする種類の魚には、行き届かない場合もあります。餌の種類は、水槽内にいる熱帯魚やエビなどに対しても、意識して選択するようにします。

ヤマトヌマエビやオトシンクルスは水槽内のコケを食べるもので、コリドラスは他の熱帯魚の食べ残しを掃除してくれるものと思われがちですが、水槽内のコケだけでは餌は不足気味で、オトシンクルスやヤマトヌマエビには、プレコ用の植物性の餌などを与える必要があります。プレコ用の餌の場合、沈むタイプのものが開発されています。

オトシンクルスについては、グッピーやカラシンなどに比べて、食べているかどうかを確認しにくい点があります。

沈む前に他の魚に餌を取られてしまい、その時コケが不足していれば、餓死しまうこともあるようです。また、どんなコケでも食べるという訳ではなく、コケの種類によっては食べないコケもあります。水槽内にあるコケを食べているかどうかの観察が必要になります。

また、水の張ったバケツに小さなガラス板などを入れて、日光の当たるところにおいて置くと、ガラス板にコケが発生します。ガラス板ごと水槽内に沈めると、そのコケをおいしそうに食べる姿が見られたりします。

この他に、ほうれん草や小松菜などの野菜を湯がいて与えるようにします。効果はありますが、水質も汚しやすいので、小皿にのせたり紐で結んだりと、工夫して交換しやすいように工夫して与える必要があります。

薬には弱いところがありますので、農薬をよく洗って湯がいて与えるか、できるだけ無農薬のものを探して与えるようにします。特にほうれん草は、農薬がかかっているものがほとんどなので、注意を必要とします。

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