レッドラムズボーン

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レッドラムズボーン
写真提供:レヨンベールアクア熱帯魚飼育図鑑

アクアリストからは嫌われることの多い貝類ですが、そんな中で、レッドラムズボーン(学名: Indoplanorbis exustus)は、グルグル巻きの殻に赤いことから、観照用に非常に好まれるスネールです。殻に空気をためてそれを利用して浮き上がったりして、水面浮遊することがあります。その際排出した空気が気泡になり、殻に気泡をつけて歩いていたりします。

コケ取り用としては働くものの、期待するほどコケはきれいに食べてくれるわけではありませんが、残餌の処理には役立ちます。餌や死んだ魚を腐る前に処理してくれます。水槽では腐敗菌は出にくいとされています。

通常「レッドラムズホーン」と言われているのは、茶色または黒に近い褐色の野生のインドヒラマキガイのアルビノを固定させた種類のものです。

インド・東南アジアに分布します。ヒラマキ貝の中では大きいほうで、3㎝ほどのサイズになります。

中性~弱アルカリ性を好みます。硬水を好み、低硬度の水槽では、殻を作るカルシウム成分が溶け出しやすくなり、殻が弱くなります。水質が酸性に傾かないように注意します。細かいサンゴ砂は、ラムズホーンの足場には向かないので、直に底床に敷かず、サンゴ砂を容器に入れたものを水槽に置いてやるといいでしょう。流木は、たくさん入れると水質が酸性に傾きやすくなりますので、もし入れるなら、少なめを心がけるようにします。

熱帯魚が好む水温ならほとんど対応でき、ヒーターなしでも育てることは出来ますが、低水温だと、成長も繁殖もやや鈍ります。特に繁殖を望む場合は、ヒーターを入れるようにしましょう。その際、ラムズホーンはヒーターの上を這い回ったり、ヒーターに産卵することもよくありますので、火傷防止のために、必ずヒーターカバーを用意します。

夏場は、水温上昇による酸欠を防ぐために、エアーポンプを使用するといいでしょう。

貝類は、カルシウムやミネラルが不足すると殻に穴が空いたりひび割れなどを起こします。餌は、ザリガニ用やカメ用の人工飼料など、カリシウムの多く含まれているものを与えるようにします。ラムズホーンは小さな体の割りに大食漢です。動物性のエサを与えると、大きく育ち、生長も速いので、コリドラス用のタブレットの他に、乾燥イトミミズや冷凍赤虫も与えるといいでしょう。

大きく成長する前に死んでしまい、ラムズホーンの貝殻がいくつも転がっていたりするのは、水質の悪化ではなく、餌不足が原因である場合が多くあります。ですので、餌は多めに与えるようにします。特に数が増えてきた場合は、すべてのラムズホーンにエサが行き渡るようにします。

繁殖は容易で、雌雄同体で、2匹いれば、簡単に繁殖します。雌雄同体と言っても単独で繁殖はできず、交尾をしてお互いが精子の交換をする必要があります。

26度前後の水温がもっとも繁殖も盛んなようで、水草はラムズホーンの産卵場所にもなります。

卵はゼリー状のものに包まれて、最初のうちは透明ですが、次第に黄色っぽくなり、中に稚貝が見えるようになると、孵化も間近で、産卵後 2週間くらいで孵化します。卵隗の状態だとペロンと取れますが、産まれた!と思ったとたんに一斉に散らばっていき、その後は生まれたての稚貝は、1㎜にも満たないサイズなので、このときどこかに散らばってしまうと、大きくなるまで見つけることは困難です。

1週間くらいで3㎜くらいに成長し、3週間くらい6mm前後に成長します。硬度を上がったり、水温が上がったりして環境が変わった時などに、一斉に卵を産み爆殖しますが、その後、安定した状態で飼っていると、大して増えなくなります。また、普段からエサをたくさん与えることは、たくさん産卵させることにも繋がります。エサが不足がちな環境では、大量な繁殖を期待することはできません。

殻の成長を促進させるため、主にを与えています。

アルビノは劣勢遺伝子ですので、アルビノ種同士で繁殖させても、ノーマルの個体は出現し、子供には茶色の個体が出たり、殻に模様のあるものも出たりします。

ノーマルのインドヒラマキガイの改良種としてのレッドも、レッドラムズボーンとして呼ばれていることがありますが、アルビノとは違い、ノーマルの場合は、触角の付け根に黒い目があります。

最近では同じ改良種として、ブルーラムズホーン、ピンクラムズボーン、イエローラムズボーンなどのラムズホーンも出てきています。

綺麗な真っ赤な個体が産まれることはなかなか少ないですが、ホントに真っ赤な個体はすばらしく美しいものがあります。

多くの魚とタンクメイトになれて、キレイなカラーで水槽を彩ることが可能ですが、アベニーパファーなどのフグ類、トーマシーやバジスバジスなどは貝を捕食しますので、混泳はできません。

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