ゲオファーガス・スタインダックネリー

ゲオファーガス・スタインダックネリー

ゲオファーガス(Geophagus)は、中型のアメリカンシクリッドです。

ゲオファーガス(Geophagus)の仲間には、アバリオス(ベネズエラ産)、アルギロスティクタス(ブラジル・シングー川)、タパジョス(ブラジル・タパジョス川)、ワインミレリィ(ネグロ川)、ブラジリエンシス(アマゾン川)、バイアレッド(ブラジル東南東部ジェキチニョニャ川)、スティンダックネリィ(コロンビア)・・・など、水系によって種類も分かれていて、カラーが異なったり、黒い斑紋のようなものが入るものなど、バリエーションが多く見られます。また種類は同じであっても、背中から流れるように見られる黒い横縞の入りかたの違いや、ヒレの色の赤、青、黄、金、緑などの色の差などの個体差も見られます。

ゲオファーガスの仲間は概して温和な性格ですが、ゲオファーガス・タパジョスは攻撃的だったり、種類によって、性格の違いも見られます。

ゲオファーガス・スタインダックネリー(学名:Geophagus steindachneri)は、成熟した雄はオデコが赤く染まり、ゲオファーガスの仲間としては珍しくコブが隆起してきます。淡いながらも色彩豊かな鱗片が複雑な色合いに光って見える様は上品です。

ゲオファーガス(Geophagus)の仲間は、砂の中に吻を突っ込んで餌を探す習性があり、その行動が大地を食べているように見えることから、アースイーター(Eartheater)の別名でも知られています。口が先へ突き出た吻のの形からか馬面とも言えるようなユーモラスな顔立ちをしています。砂をもぐもぐしている姿は、非常に可愛い姿です。

幼魚のうちは、比較的地味に感じていても、成長するうちに、ウロコが光るようになり、美しい姿を楽しませてくれます。成熟した雄の頭部は赤く染まり、コブのように隆起し、体全体の色彩も鮮やかに変化します。ですので、雌雄の判別は容易です。

性格も比較的、おとなしいほうで同サイズの魚であれば混泳可能な種類も少なくありません。ただし、成魚は20㎝くらいになりますので、一般的なコミュニティータンクをイメージし、小型カラシンとの混泳を考えると、小型カラシンを捕食してしまいますので不可能です。オスがコブを発達させるには、水槽内で強い立場に立たなければならず、繁殖に際して、やや気の荒い面を見せることもあります。温和な中型魚との混泳か、同種をペア飼いするのが妥当です。

丈夫で、水温、水質共に気にすることなく飼育できるのですが、ゲオファーガスの仲間は砂を掘る習性が強く、水草水槽には不向きです。水草は基本的に引っこ抜かれてしまい、結果持て余してしまうことになります。

人工飼料、冷凍飼料、活餌と、何でもよく食べます。

オスは、他のアメリカンシクリットにも見られるように、メスのアゴを噛むような仕種をして繁殖を促します。

ゲオファーガスの仲間の繁殖形態には、親が卵を口の中に入れて孵化したり、孵化した稚魚を、親の口内で育てたりするものが多く見られます。しかし、ゲオファーガスの中には、ゲオファーガス・アルギロスティクタスのように、流木、石などに卵を産み付けた(基質産卵)後、マウスブリーディングしないものもあります。

ゲオファーガス・スタインダックネリーは、産んだ卵を口にくわえて育てます。オスが口の中で子どもを孵化する姿も見られたりします。卵を産んだらすぐにくわえ、稚魚が孵化してもしばらくは口の中で育てるスタイルを完全なマウスブルーダーと言いますが、ゲオファーガス・スタインダックネリーの場合は、いったん基質に産卵してから、孵化直前の頃から口の中で育てるマウスブルーダー・スタイルをとります。

稚魚は生まれながらに大きく、細かく砕いた人工飼料を食べることができます。ゲオファガス・スタインダックネリィは、ゲオファーガスの中では比較的よく見かけ、コロンビアやベネズエラからのワイルド種とともに、ブリード種も入荷しています。

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