サイアミーズ・フライングフォックス


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黒ヒゲゴケまで食べてくれる働き者、サイアミーズ・フライングフォックス(学名:Crossocheilus siamensis)は、タイ原産のコイ科の魚です。ハケ状苔や緑色の糸状苔などさまざまな苔をついばむように食べてくれる生物兵器として、アクアリウムにおいて重宝されています。

一見シンプルな外見ですが、愛嬌のある動きはみていて飽きない。遊泳力が優れ、奇をてらった素早い泳ぎを見せることもあります。

非常に大食漢で、一日中水槽内を泳ぎまわり苔を見つけては食べてくれますので、苔だらけになってしまった水槽に投入すると、数日で苔を全滅させてくれたりもします。

飼育そのものは容易で、他の魚に与えたフレーク、タブレット、冷凍赤虫なども積極的に口にします。人工飼料に餌付いてしまったような場合でも、水草などを食む行動は常に観察されます。草食性も強いので、細くて柔らかい水草の葉を食べてしまう傾向もあります。コケ取りに重宝する反面、弱っている水草を食べられてしまう心配もあります。

成魚になると多少縄張り意識も出てきて、他の魚にちょっかいを出すこともありますが、草食嗜好で、比較的性格も大人しいので混泳向きです。基本的に協調性はすこぶる高く、他種を攻撃するようなことは滅多にありません。

3㎝程度の若魚が売られていることが多いのですが、成魚になると10~16cmになりますので、水槽内の魚の入れ過ぎには注意するようにしましょう。

また、あまりに小さな魚だとエサと間違えて嘗め回してされて殺してしまう心配もあるので、小型魚との混泳は避けるようにします。

コケ対策用に脇役的な扱いで飼育するには、便利なサイアミーズ・フライングフォックスですが、ショップで購入する場合は、他種と混同されていたり、偽物が出回っていたりするので、注意が必要です。

よくあるのは、「フライングフォックス」があり、これがサイアミーズとして販売されていることがあります。

本物の「サイアミーズ・フライングフォックス」は、体側の黒いラインが尻尾まで突き抜けています。また、若いうちは黒いラインの上に金色~銀色の細い線が入りますが、成長とともに黒いラインが太くなって目立つようになり、金色のラインはほとんど目立たなくなります。

しかし「フライングフォックス」の場合は、偽物は尻尾の手前でラインが途切れます。若魚の頃から体側の黒いラインの上に金色のラインが入り、成魚になっても変わりません。

「フライングフォックス」は、外観は「サイアミーズ・フライングフォックス」と似ていますが、性格がきつい暴漢にもなり、大人になるとコケも食べなくなります。苔取り能力もあまり期待出来なくなりますから、コケ取り用に購入してしまうと、用をなさなくなってしまいます。

ショップで本物の「サイアミーズ」を見極めるには、

  • 口の先っちょに短いひげが2本ある
  • 体側の黒いラインが尾ビレの縁まで届いている
  • 幼魚の場合には体側に金色のラインが入りますが、成魚の場合は、金色のラインは入らない
  • ガラス面などに吸い付いたりしない

など、「サイアミーズ・フライングフォックス」の特徴を、よく見極める必要があります。

「フライングフォックス」以外にも他種である場合もあり、特に幼魚の場合は見極めは困難である場合が多いと言えます。

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