スカーレットジェム - 熱帯魚の森

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スカーレットジェム

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スカーレットジェム
写真提供:レヨンベールアクア熱帯魚飼育図鑑

スカーレット・ジェム(学名:Badis badis bengalensis⇒Dario dario)は、インドに分布するダリオ属の1種です。「インドの赤い宝石」と言われ、1999年に我が国に紹介された時は、その赤い色彩はセンセーショナルでした。

スカーレットジェムやバジスバジスに代表されるバジスの仲間は、 2002年になって新属としてダリオ属(Dario)が設立され、バジス属とダリオ属に分けられました。スカーレットジェムはダリオ属(Dario)に属します。スズキ目(Perciformes)・スズキ亜目(Percoidei)・ナンドゥス科( Nandidae) ・ダリオ属(Dario)になりました。ちなみに同じダリオ属の仲間にはもう1種類、ミャンマーに分布するバジス・ダリオ(学名:Dario hysginon)がいます。


スカーレットジェムは、中性付近のろ過の安定した水槽で管理すれば、容易に飼育できます。スズキ目(Perciformes)の仲間の多くは海水魚で、純粋な淡水魚はおよそ全体の1割強に過ぎないと言われています。淡水に棲むスズキ目の熱帯魚は、カラシンやナマズ、シクリッドのように観賞魚として独立した大きなグループにはならず、なおかつ汽水域に棲息する種類も多いことから、純淡水魚に関しても、汽水魚の分類の中で、説明されています。

このため、スカーレット・ジェムを汽水魚と誤解する人も多く、飼育水に迷う人も多いようなのですが、本種は純淡水魚です。

飼育自体はさほど難しくありませんが、人工飼料には餌付きませんので、ブラインシュリンプやミジンコ、イトメなどを与えるようになります。細めの冷凍赤虫ほか、慣らせば乾燥赤虫や乾燥ブラインにも餌付きますが、生き餌をメインにした方がよい状態をキープしやすくなります。

それ程活発な魚ではなく、成長しても3cm程度のサイズと、とにかく小さいので、どこに居るのか探すのに苦労します。サイズ的に極小の部類にはいるので、混泳魚の選択には留意が必要です。

スカーレットジェムの雌雄は、判別できます。色彩的に赤が濃く派手なのがオスで、逆にやや地味な色彩で、体型的に丸いものがメスです。繁殖は、オスがメスに巻きついて、水草などにばら撒くことで行われます。

スカーレットジェムは、紹介された当時には非常に高価に流通していました。現在では入荷量も安定し、価格的にも落ち着いたようです。美しいオスに比べ、メスはやや流通量が少ないようです。

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